タクシー運転手からの転職|運転や接客の経験を活かせる仕事3選

「歩合制で毎月の収入が安定しない」
「酔った客の対応に疲れてしまい、転職したい」
このように悩みながらも、運転や接客の経験しかなく、他の仕事へ転職できるのか不安なタクシー運転手の方は多いのではないでしょうか。
しかし、これまで培ったスキルを活かせる職種はいくつも存在します。
本記事では、タクシー運転手からの転職におすすめの職種や活かせる強み、失敗しない求人選びのポイントなどを解説します。
ご自身の経験を活かしつつ、無理のない働き方を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
- タクシー乗務で培った接客と運転の経験、地域の道路事情の知識は、二種免許を使わない仕事でも活かせる
- 転職先の候補は、ロードサービス隊員・ルート配送ドライバー・路線バス運転士の3つ
- ロードサービスでは、初対面のお客様への対応に慣れていることと、地域の道に詳しいことが強みになる
- 転職先を決める前に、歩合やインセンティブの有無・勤務時間帯と休日・必要な免許を求人票と面接で確かめる
タクシー運転手からの転職におすすめな職種3選
タクシー運転手からの転職先として、これまでの運転経験や接客スキルを活かせるおすすめの職種を3つ紹介します。
ロードサービス隊員|故障や事故で動けなくなった車のもとへ駆けつける
ロードサービス隊員は、故障や事故で動けなくなった車のもとへ駆けつけ、現場での応急処置や修理工場への搬送を行う仕事です。
バッテリー上がりやパンクなどにはその場で対応し、自走できない車は積載車(荷台に車を載せて運ぶトラック)などを使って修理工場まで運びます。
応募資格に関しては、第二種免許は不要で、普通自動車免許さえあれば応募できるケースが一般的です。
ロードサービス隊員は、お客様を目的地へお送りするだけでなく、車のトラブルで困っている方を直接助ける仕事にやりがいを感じる方に向いています。
なお、ロードサービス隊員の1日の流れや将来性を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ルート配送ドライバー|決まった時間とルートで配送先へ荷物を届ける
ルート配送ドライバーは、あらかじめ決められた日時とルートに沿って、店舗や事業所などへ車で荷物を届ける仕事です。
一人で車を運転して回る点はタクシーと共通していますが、運ぶ対象は乗客から荷物へと変わり、やり取りする相手も決まった配送先のスタッフに限られます。
配送先に到着した後は、荷物を下ろして担当者へ受け渡す流れが基本です。
コンビニ配送などで使われる2トントラックの運転には、通常は準中型自動車免許が求められます。
しかし、普通自動車免許を取得した時期によっては、手持ちの免許だけで運転することが可能です。
ルート配送ドライバーは、不特定多数の乗客対応に疲れてしまい、一人で車を運転する仕事がしたい方に合っています。
出典:厚生労働省職業情報提供サイトjob tag「ルート配送ドライバー」
路線バス運転士|時刻表に沿って決まった路線で乗客を運ぶ
路線バス運転士は、運行ダイヤに沿って路線を走り、乗客を目的地まで運ぶ仕事です。
乗客に対して丁寧な接客が求められる点は、タクシーと同じです。
一方で、売上に応じた歩合制が主流のタクシーとは異なり、路線バスは月給制が一般的であるため、毎月の収入が安定しやすい特徴があります。
ただし、路線バスを運転するには大型自動車第二種免許が必要になります。
タクシーで使う普通自動車第二種免許では運転できず、受験には「通算3年以上の運転経験」などの条件を満たさなければなりません。
路線バス運転士は、お客様を乗せる運転業務自体は好きだが、収入の不安定さを解消したい方におすすめです。
出典:厚生労働省職業情報提供サイトjob tag「路線バス運転士」
タクシー運転手の経験がロードサービスで活きる2つの理由
先に挙げた3つのおすすめ職種のうち、24ROADが求人を扱っているのはロードサービスです。
ここでは、タクシー運転手の経験がなぜロードサービスの現場で活きるのか、2つの理由を解説します。
理由1.初対面のお客様とのコミュニケーションに慣れているから
タクシー乗務で培った初対面のお客様との会話経験は、現場でお客様の不安を和らげる際にそのまま活かせます。
ロードサービスは単なる車の修理や搬送だけでなく、接客対応が向き不向きを大きく分ける仕事です。
現場では、事故や故障で動揺しているお客様から状況を正確に聞き取り、落ち着いて作業に入らなければなりません。
しかし、初対面のお客様と一対一でやり取りすることに慣れているタクシー運転手であれば、現場でもスムーズに信頼関係を築けます。
理由2.地域の道路事情を知っていて現場へ迷わず向かえるから
タクシー運転手をしながら覚えた抜け道や渋滞予測の知識は、現場へ最短で到着するためのルート選びに役立ちます。
ロードサービスは、要請を受けてから現場へ急行する仕事です。
カーナビの案内に頼るだけでなく、時間帯ごとの混雑状況を考慮して走れるかどうかが到着時間を左右します。
ただし、車を載せる積載車はタクシーより車体が大きいため、タクシーで使っていたような細い抜け道は通れないケースもある点には注意が必要です。
大型車両が通れるルートを見極める必要はあるものの、走り慣れたエリアを担当できる会社を選べば、ご自身の土地勘を活かせます。
タクシー運転手が転職をためらいがちな2つの悩み
転職先の選択肢が絞れてきても、「自分に務まるのか」「また同じ理由で嫌にならないか」と不安になり、応募へ踏み切れない方もいるでしょう。
ここでは、タクシー運転手が転職活動で抱えがちな2つの悩みと、その解消法を解説します。
悩み1.運転と接客しかしてこなかった自分にほかの仕事が務まるのか
紹介した3職種はどれも運転や接客が業務の中心になるため、タクシー運転手としての経験をそのまま活かせます。
一からすべてを覚え直す心配はありません。
実際、ルート配送や路線バス、ロードサービスはいずれもタクシー運転手から転職した方が多く見られます。
もちろん、車両の応急処置や荷物の積み下ろしといったタクシー乗務にはなかった作業は、入社後に覚える必要があります。
しかし、ルート配送ドライバーの研修期間は1~3か月程度が一般的であり、ロードサービスでも、入社後に先輩の車に同乗して実務を学べる環境が整っています。
そのため、未経験の作業があるからといって応募をためらう必要はありません。
悩み2.乗客対応に疲弊していても接客のある仕事を選んでいいのか
乗客対応に疲弊した原因が「酔ったお客様への対応」などタクシー特有の環境にある場合、次に接客を伴う仕事を選んでも問題ないと考えられます。
たとえば、ロードサービスで対応するのは、事故や故障で困っており、助けを求めているお客様です。
現場の声としても「怒っていたりパニック状態になっていたりするお客様は、100人に1人いるかいないか」といわれています。
万が一お客様が感情的になってしまった場合でも、上司が代わって電話対応を行ったり、状況に応じて作業の続行を断ったりする会社も存在します。
一方で、人と接すること自体にストレスを感じているのであれば、やり取りが決まった担当者との荷物の受け渡しに限られるルート配送ドライバーがおすすめです。
求人へ応募する前に、自分が疲弊したのは「タクシー特有の理不尽な場面」なのか、それとも「対人コミュニケーションそのもの」なのかを整理しておくと、職場選びで失敗しにくくなります。
なお、ロードサービスの仕事に向いている人と向いていない人の特徴を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
タクシー運転手が求人票と面接で確認すべき3つの項目
転職先で同じ不満や悩みを繰り返さないように、ここでは求人票と面接で確認すべき3つの項目を解説します。
項目1.歩合やインセンティブの有無
給与のうち、固定で支払われる基本給と、対応件数や売上で変動する歩合やインセンティブを分けて確かめましょう。
変動給の割合が大きい会社では、繁忙期と閑散期で収入の上下が激しくなるためです。
転職しても、収入が不安定な働き方から変わらない可能性があります。
たとえばロードサービスの場合、基本給がしっかり保証されたうえで、対応件数に応じたインセンティブが上限なしで加算される求人があります。
路線バス運転士は通常は月給制ですが、給与に占める諸手当の割合が高く設定されているケースも珍しくありません。
歩合や手当の割合が大きい求人の場合は、仕事の少ない閑散期の月収はどれくらいになるのかを、面接で確認しておくと安心です。
項目2.勤務時間帯と休日の決まり方
日勤のみの働き方を選べるか、休日が固定休かシフト制かを応募前に確認してください。
隔日勤務から離れても、職場によっては夜勤や残業が発生したり、土日に休めなかったりするためです。
勤務時間に関しては、日勤のみや夜勤なしを選べる求人がある一方、突発的な出動による残業や夜間待機がある求人もあります。
休日についても、日曜・祝日固定休の求人や、シフト制で希望休を自己申告する求人などさまざまです。
家族の予定に合わせて休みたいのであれば、休日の希望がどこまで通るかを面接で聞いておきましょう。
なお、ロードサービスの夜間体制がご自身に合うかが心配な方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
項目3.必要な運転免許の種類
求人票に記載されている応募条件を、自分の運転免許証の取得年月日・AT限定の有無と照らし合わせてみてください。
普通自動車免許であっても、取得時期によって運転できる車の大きさや種類が異なるためです。
「AT限定不可」とする求人がある一方、「AT限定可」や「要相談」とする求人も存在します。
また、AT限定で入社した後、MT車の限定解除費用を会社が支援するケースもあります。
このように、現在保有している免許だけでは業務をこなすのに不十分でも問題なく応募できる場合があるため、応募前に支援制度の有無を確認しておきましょう。
ちなみに、ロードサービスで必要な資格は以下の記事にまとめています。
タクシー運転手からの転職に関するよくある質問
最後に、タクシー運転手からの転職を考える際によくある疑問にお答えします。
タクシー運転手からの転職で収入は下がる?
未経験からスタートする初年度は、一時的に下がる可能性があります。
歩合給で大きく稼いでいた方は、固定給制へ移行すると収入が減りやすい一方で、売上が伸び悩んでいた方の場合は、月収のベースラインが上がる可能性があります。
タクシー運転手からの転職は40代でもできる?
40代でも応募できる求人は多く存在します。
ただし、会社によって応募可能な年齢の上限が異なる点に注意が必要です。
たとえば、35歳以下や45歳以下などに制限している求人もあれば、59歳以下や60歳以上の応募を受け付けている求人も見られます。
タクシー運転手からの転職先のうち、自動運転が進んでも残る仕事はある?
ロードサービスの現場救援業務は、自動運転が普及した後も残る可能性が高い仕事です。
タイヤのパンクやバッテリー上がりなど、車両自体のトラブルはなくならないためです。
自動運転が進んだ後のロードサービス業界の見通しが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ:タクシー運転手からの転職は辞めたい理由に合う仕事を選ぼう
タクシー乗務で培った運転や接客の経験は、他の仕事でも十分に活かせます。
転職を成功させるには、給与形態や乗客対応など、自分がなぜ辞めたいのかを明確にしたうえで、その悩みを解消できる職場を選ぶことが大切です。
今回ご紹介したロードサービスは、運転技術や対人スキルを存分に発揮できる職種の一つです。
下のボタンから気になる求人を見つけたら、給与体系や勤務時間などの条件を面接で確認し、ご自身に合う働き方を実現しましょう。
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※第二種免許は不要で、普通自動車免許で応募できる求人が一般的です
