「車に詳しくないと厳しいのかな」
「体力がない自分には向いていないかも」
ロードサービスの仕事に興味があるものの、このような不安や悩みが原因で、転職を諦めかけている人もいるのではないでしょうか。
しかし、専門知識やスキルは転職してから身につければ十分ですし、体力はそこまで必要ありません。
実際に求められるのは、お客様の不安を取り除くコミュニケーション力や、状況に合わせた対応力です。
この記事では、現役で活躍されているロードサービス会社の社長へのインタビューをもとに、仕事に向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
また、世間のイメージとは違う「意外と求められない能力・スキル」についても解説します。
ロードサービスの仕事に向いているのか、今のあなたの強みがどのように生きるのか、現場のリアルとともに確認していきましょう。
1. ロードサービスの仕事に向いている人の特徴5つ
ロードサービス業界で活躍するための要素として、車に関する専門知識や技術ばかりが注目されがちです。
しかし実際の現場では、人柄や対応力のほうが強く求められます。
ここでは、ロードサービスの仕事に向いている人の特徴を5つ紹介します。
コミュニケーション力が高い
ロードサービスは「究極の接客業」ともいえる仕事です。
事故や車の故障などのトラブルに遭い、大きな焦りや不安を抱えているお客様の気持ちに寄り添う対人スキルが求められます。
現場に到着した際にまず行うのが、お客様に「これで安全に帰れる」と安心してもらうことです。
具体的には、お客様とともに安全な場所へ移動し、作業内容や所要時間をわかりやすく伝えます。
ごくまれに、感情的になっているお客様もいるため、落ち着かせなければならない場面もあります。
トラブルを解決するための知識や技術も大切ですが、これらは入社後に習得すれば問題ありません。
現時点で専門スキルがなくても、丁寧なコミュニケーションをとれる人は、ロードサービスの現場でしっかり活躍できます。
引用元:ロードサービスのやりがいとは?感謝される理由と対人スキルが評価される理由
柔軟な対応力がある
トラブルの現場では、柔軟な対応力が欠かせません。
「出動前の事前情報」と「実際の状況」が異なっているケースは珍しくないからです。
とくに事故や脱輪の案件では「事前情報よりも悪い状況にある前提で動いている」と社長は語っています。
なかには、月に1回あるかないかの頻度ですが、準備していてもなお想定外の事態が起きる場合もあります。
たとえば「車は走れると聞いて現場に向かったら、実際は路肩や段差に落ちていた」という事故です。
さらに、事故のパターンは無数にあるため、すべてをマニュアルに落とし込むのは困難です。
同じ脱輪でも、タイヤの落ちた本数や現場の状況によって、適切な対応は変わります。
そのため、ケースバイケースの対応ができる人は、ロードサービスの仕事で重宝されます。
ストレスに強い
現場での作業は、強い精神的な負荷がかかります。
「お客様の車を絶対に傷つけてはいけない」というプレッシャーのなかで作業を進めなければなりません。
また、事故現場や高速道路では、警察などの現場管理者から「何分で作業が終わるのか」と問い詰められます。
ときには急な残業が発生したり、到着の遅れなどによるクレーム対応が起きたりする可能性もあります。
とはいえ、強いメンタルが必須なわけではありません。
休日に車いじりを楽しんだり、ご家族とゆっくり過ごしたりと、自分なりにうまくストレスを発散できる人であれば、仕事を長く続けられます。
真面目で慎重さがある
ロードサービスの仕事では、事故現場や高速道路など、危険を伴う場所での対応が発生します。
社長も「高速道路の現場は慣れないし、慣れたら逆に危ない」と語るほどです。
お客様だけでなく、スタッフ自身の命を守るためにも油断は禁物です。
作業でも、正しい手順を一つひとつこなす慎重さが求められます。
面倒くさがって手順を省くと、車を壊してしまうリスクが高まるからです。
万が一、業務中のミスで車に傷をつけてしまった場合でも、その場で正直にお客様へ伝える姿勢が大切です。
隠さずに誠実な対応をとるほうが、結果としてクレームにつながりにくくなります。
このように、真面目な性格や慎重さは、ロードサービスの現場では大きな武器となります。
引用元:もし現場で怪我をしたら…?ロードサービス専用の労災・所得補償の備え
知的好奇心が高い
ロードサービスの仕事では、日々多くのことを学ぶ必要があります。
たとえば、車種によって対応方法が異なるため、現場に出るたびに新しい知識を身につけなければなりません。
また業務に必要な資格の取得や、自動運転技術の発展といった、時代の変化に伴う新たなスキルも求められます。
学ぶべきことは多いものの、興味を持って学習に取り組める人であれば、対応できる案件が増えていきます。
できる作業が増えれば、収入もどんどん伸びていき、さらに大きなやりがいを感じられるはずです。
2. ロードサービスの仕事に向いていない人の特徴3つ
ロードサービスの仕事に興味があっても、「自分には向いていないかもしれない」と不安な人もいるでしょう。
ここでは、現場の実態から、ロードサービスに向いていない人の特徴を3つ解説します。
ただし、これらに当てはまるからといって、決してあなたの能力が劣っているわけではありません。
ここでわかるのは、単に「ロードサービスの仕事の性質上、あなたには合わないかもしれない」ということです。
別の環境であればきっと強みを生かせるため、落ち込む必要はありません。
人見知りしやすい
ロードサービスの現場で接するお客様は、基本的に初対面です。
不安を抱えるお客様との対話など、業務のなかで接客が占める割合は大きく、コミュニケーション力が欠かせません。
初対面の相手と話すのが苦手な人にとっては、日々の業務が大きな負担になってしまいます。
社長へのインタビューでも、「初対面の人と話すのが苦手だと、向いていないと感じて辞めていく人が多い」というお話がありました。
人見知りしやすい性格であれば、接客よりも機械に向き合う時間が長い「自動車整備士」などの仕事が合っているかもしれません。
自分のペースで黙々と作業できる環境のほうが、ストレスなく働けるはずです。
予定通りに物事が進まないと気が済まない
ロードサービスの性質上、どうしても想定外の事態が起きやすくなっています。
マニュアルにない対応が求められたり、急な案件が入って帰宅時間がズレたりすることも珍しくありません。
そのため、ご自身が疲弊するだけでなく、ご家族の予定も狂いやすくなり、生活全体に無理が生じるおそれがあります。
決められたスケジュールどおりに動きたい人には、時間が決まっている「ルート配送」といった仕事が向いていると考えられます。
見通しが立ちやすい仕事のほうが、心身のバランスを保ちやすいでしょう。
細かい確認作業を負担に感じやすい
ロードサービスの現場では、安全の確保や作業手順の遵守など、細かい部分まで注意を払う必要があります。
面倒だからと手順を省いてしまうと、思わぬトラブルにつながるリスクが高まります。
実際にインタビューでも、「ガサツで横着する人は、本来起こらないはずの事故を起こしてしまう」との指摘がありました。
細かい確認作業を負担に感じる人にとっては、働きにくい環境だといえます。
自分の裁量で効率よく仕事を進めたい場合は、「歩合制の自動車ディーラー」などのほうが働きやすそうです。
3. ロードサービスの仕事で意外と求められない能力・スキル2つ
本当はロードサービスの仕事に向いているにもかかわらず、「自分は向いていないだろうな」と誤解して諦めてしまうのはもったいないことです。
やりたい仕事ができないあなただけでなく、会社側も優秀な人材を確保できず、お互いにとって大きな損失となってしまうからです。
このようなすれ違いをなくすためにも、ロードサービスの仕事では意外と必要ない能力・スキルも知っておきましょう。
体力
ロードサービスと聞くと、力仕事のイメージがまだ残っているかもしれません。
しかし現在では、力作業の大半は機械が行います。
実際に、社長も「油圧(機械)やリモコンがやってくれるので、指が動けばできる」と話しています。
扱う道具の中で一番重い「ジャッキ」や「ドーリー(タイヤが付いた器具)」でも、重さは25kgほどです。
段取りが整っていれば積み下ろしも難しくないため、一般的なイメージほど体力は必要ありません。
人間に求められるのは、安全を確保する状況判断力や、機材を正確に操作するスキルです。
お客様を安心させるコミュニケーション力も欠かせません。
体力以上に、これらを業務のなかで高めていく必要があります。
引用元:ロードサービスは力仕事?女性や未経験でもできる理由を解説
主体性(積極性)
仕事では、自ら進んで動く人が高く評価されがちです。
ただし、ロードサービスの実務においては少し異なります。
現場で勝手に動いてしまうと、かえって危険な事態を招くケースがあるからです。
むしろ、指示どおりに動ける「指示待ちタイプ」のほうが歓迎されやすい傾向にあります。
マニュアルや指示をしっかり守ることが、業務を安全に遂行するためには必須だからです。
わからないことがあれば、勝手に判断せず、素直に聞ける人のほうが信頼されます。
ただし将来的に昇進を目指すなら、業務改善の提案を行うなど、積極的に動く姿勢が求められます。
キャリアアップの観点では、主体性が大切だと覚えておきましょう。
引用元:「力はいらない、指示待ちは歓迎」社長が語るロードサービス隊員の仕事内容のリアル
4. まとめ:ロードサービスの仕事であなたの強みを生かそう!
ロードサービスの仕事に向いているのは、コミュニケーション力が高い人や、真面目で慎重なタイプの人です。
当てはまっていれば、今のあなたの強みがそのまま生きます。
事故や車のトラブルで困っているお客様にとって、現場に駆けつけてくれるスタッフはヒーローのような存在です。
あなたの力で救われ、安心できる人はたくさんいます。
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